佐賀県嬉野市に位置する「肥前吉田」。
開窯は江戸時代以前まで遡り、400年以上の歴史を持つ磁器の産地です。
与山窯は、安政年間この地に初代与介が窯を開き、以来脈々とその技術を受け継ぎ発展させ現在に至っています。
「伝統と技術」と「時代にあった良質でリベラルなものづくり」が同居した、柔軟なスタイルが肥前吉田・与山窯の特微です。
手塩皿
手塩皿という名称はあまり聞き慣れないかもしれませんが、江戸時代には様々な形、様々な絵柄の有田焼の手塩皿が大量につくられました。当時は一般大衆には使われず、主に大名・武家や大商人などの器として使われました。その用途は、やはり塩などの調味料入れでした。約400年前から有田焼に関わる先人たちは、この小宇宙に形や絵柄そして製作技術に力を注ぎ、豊かな表見方法で見事なまでの世界観を作り出しています。まさに江戸時代の有田焼の小さな巨人とも言うべきものでした。
いげ皿
「いげ皿」の特徴は皿の縁にあります。波形が用いられ鉄釉の色味が施されています。「いげ」と呼ばれるようになったゆえんです。「いげ」とは、肥前地方(今の佐賀県と長崎県)の方言で「とげ」を指します。「いげ皿」は、明治初期から中期にかけて肥前地方で開発されたとされる器。大流行したのは明治末期から大正にかけて。あまりの熱狂ぶりに全国の各産地でも作られるようになりました。
紛れもなく時代に刺さった磁器の傑作です。
鍋
鍋料理は冬だけのものと思っていませんか?それはもう昔の話。住宅における室内空調の充実から季節を問わず、一年中活躍する料理になりました。家族や友人、知人と、そう一人で楽しむ鍋もいいですね。春は菜の花と鶏肉の水炊き、夏は氷ぶっかけ釜揚げそうめん、秋は秋刀魚の味噌煮込み、冬は鴨肉のすき焼き鍋など季節の食材を使って楽しんでください。
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磁器の特性
○磁器の特性上、若干のゆがみや黒い粒状の点が出ることがありますが、あらかじめそれぞれの商品の特性としてお楽しみください。
取り扱いについて
○本製品は磁器製のため強い衝撃によって破損する恐れがありますので取り扱いにはご注意ください。